IT企業ディレクターの精神修行日記

ヨーガで脳力アップ!

カリスマドッグトレーナーに学んだブレない心の作り方

以前の記事


で私は子供の頃、内気でおとなしかったと書きました。

そんな性格なので、強い感情(特に怒り)を向けられると、身がすくんで何もできなくなる事が多かったです。

ヨーガの先生から人間の神経の進化について学んだ事があり、私たち人間の神経の働きは、動物から受け継いでいるそうです。

動物が襲われた時に取る行動には2パターンあり、攻撃するか逃げるかのどちらか
この行動パターンが、私たち人間にも備わっているそうです。

私は、攻撃し返すという反応よりも、怯えるという反応から体も縮こまってしまっていました。

どうすれば意識的に毅然とした態度を取ることができるだろう?

そう考えた時に、アメリカ留学中に知ったシーザー・ミラン氏を思い出しました。

シーザー・ミラン氏はカリスマドッグトレーナーとして知られていて、人間に虐待されて人間不信になった犬をリハビリして、飼い主を見つける活動をされています。

凶暴になった犬に対して少しでも弱気なところを見せると襲われてしまうことを知っている彼は、意識的に毅然とした態度を取っていました。

Calm assertive energy is the energy you need to show your dog you are the Pack leader.

あなたが犬に群れのリーダーとして認められるには
落ち着きとブレないエネルギーが必要 
と伝えています

これは人間相手でも同じことが言えるのではないかと考えています。

どんな事があってもブレない姿勢(心と体)を保っていられるように、
去年の12月に集中的に受けた個人指導で腰と胸の方向を矯正しました

その効果もあり、強い感情をぶつけられている時、ビクついて
肩を窄めないように、意識的に姿勢を保ち立ち向かえるようになってきました。

ヨーガでは心と体は魂の道具であると教えられます。

ヨーガの先生からは、姿勢、声のトーン、表情、言葉使いなどを意識的に使えるようにならないといけないと教えられました。

自分の意志で心と体を統合的に使う

これは組織の中で人を率いるリーダーにとって、
必要不可欠なスキルだと思います

 

自己実現の先にあるステージ


一番最初の記事に私に訪れたミッドライフクライシスについて書きました。

このミッドライフクライシスは、誰でもなるわけではなく人生である時期に差し掛かった人に起こるそうです。

ビジネスの現場で活躍するマネージャーの方は、マズローの欲求5段階説についてご存知の方も多いと思います。

私が最初に知ったのは大学生の時のマネジメントの授業でした。
5年ほど前に会社で受けた、管理職研修でも取り上げられました。

最近私はこのマズローの欲求段階を超えた欲求があるのではないか?と自分自身の経験から考えました。

調べてみると、マズロー博士は晩年6段階目の欲求として、自己超越という段階があることに気づき、自身の著書で書かれています。

マズロー博士は6段階目の人の特徴として、他人の役に立ちたい、地域の発展の役に立ちたいなど、自分以外の誰かの役に立つことを動機とする人だと研究結果から考察されています。

この段階こそ、ミッドライフクライシスの後に続くステージだと実体験から考えています。

マズロー博士が亡くなられたのは、1970年です。

5年前の管理職研修の時で48年経っていますが、いまだに5段階説としてしか一般的には知られていません。

ミッドライフクライシスは価値観を切り替えないといけない時期だからこそ苦悩・葛藤・混乱を経験するのだと思います。

更年期に伴う抑うつ状態として扱われるのではなく、価値観が移り変わろうとしている過渡期特有の状態だという認識が一般化すれば、適切な心理的なサポート体制が整えられて、上手に乗り越えられる人が増えてくるのではと思います。

私はこの難しい時期をヨーガ教室に通うことで乗り換えることができました。

 

・今まで楽しかったことが楽しいと思えなくなった

・今まで気にしていなかったのに、人生の目的を探し始めた

・今まではただ頑張ろうという気持ちだけで仕事ができたけど、働く意義が見いだせなくなった

 

そんな方は私の通うヨーガ教室の先生に相談されてみてください。

ホームページリンク:https://www.keikohatakeyama.com/

 

その人それぞれの状況に合わせて、理解できる言葉で説明してくださいます。

 

ヨーガ教室で気づく力を身につければ円滑な人間関係を築けます


いつだったか忘れましたが、個人指導でのヨーガの先生との対話で季節が変わると、鳴いている小鳥の声が変わるんですよという話しをしたことがありました。

私が住んでいる鎌倉市は小さな山が多くて、緑がたくさんあるので、小鳥がたくさんいるようです。

先生からヨーガをやる前に小鳥の声を気にすることがあった?と聞かれて鶯と雀とカラスくらいしか気づいていなかったといった話しをして、今まで気づいていなかったことに気がつくというのは、先生の教室でヨーガを続ける効果の一つのようです。

今参画しているプロジェクトのクライアント側のリーダーは、ITのプロジェクトでは珍しいのですが女性で、今年になってコロナも落ち着いたので、面直で打ち合わせをする機会がありました。

今まではオンラインの打ち合わせで声しか聞いていなかったのですが、直にお会いしてマウスが可愛いピンク色をしていることや、ペンケースに小さなぬいぐるみがぶら下がっている事に気がついて、この方はカワイイもの好きで、自宅の自室にはぬいぐるみが並んでいるじゃないかと思いました。

初対面だったのですが、「ペンケースにぶら下がっているぬいぐるみカワイイですね」と話しかけたら、「ニコニコした顔で好きなキャラクターなんです。」とそのぬいぐるみの説明をしてくれて、私が「もしかして部屋にはぬいぐるみのコレクションがあるんじゃないですか?」と問いかけると、「そうなんです!」と嬉しそうにぬいぐるみのコレクションのことを話してくれました。

仕事とは関係のない話しだったのですが、円滑な人間関係を築くためには、こういう会話は大事だと思いました。

つい最近面直で打ち合わせをする機会があり、その時に前にペンケースにぶら下がっていたぬいぐるみと変わっていることに気が付きました。

「前にぶら下がっていたのと変わってますよね?」と問いかけると、ニコニコしながら「ボロボロになって紐が切れそうになったんで変えたんです」と嬉しそうにお話ししてくれました。

全体の打ち合わせが終わって帰宅(リモートワーク)せずにプロジェクトルームに残って仕事をしていると、「先ほど打ち合わせで話されていたことを個別に再確認させていただけませんか?」と話しかけられたので、一つ一つ丁寧に説明しました。

「何か質問があったらどんなに些細なことでも遠慮なく聞いてください。心のモヤモヤをそのままにしておくとストレスになりますから)と伝えると、すごく感謝をされました。

人見知りで、人付き合いが苦手だった私が、ヨーガの実践を続けることで大分変わったなぁと実感した出来事でした。

別次元のエグゼクティブコーチング:ヨーガの先生との対話がビジネスの世界の学びになる

経営者やトップマネジメント向けにエグゼクティブコーチングというサービスがあります。

エグゼクティブコーチは周りに相談する人がいなくて孤独な経営者の相談役となったり、不安や疑問を解消して精神状態を安定させたり、その人の意識・考え方を改革するために提供されています。

日々の仕事で色々悩むことはまだまだあるので、私もエグゼクティブコーチングを受けてみるのはどうかと考えた時期もありましたが、今年からヨーガ教室での講座の個人指導をコーチングとして利用するようになりました。

先生はヨーガの専門家ですが、ビジネスの世界を学ぶためにリクルートの派遣サービスを使って5年間オフィスでの仕事を二足のわらじで活動し、勉強されていた期間があるそうです。

したがって、ものすごく的確な指摘やアドバイスをされます。

今年から始めたヨーガ・スートラの講座個人指導ではこんな対話がありました。

ヨーガ・スートラの講座なのですが、ほとんどテキストは使わず、応用させた内容で終始対話が続きます。

・上を向きつつも、下を従えることができる中間管理職を育てると上手くいく

・トップ-ミドル-ボトムの階層は精神世界の構造だから、フラットな組織は長続き
 しない

これはトップが大まかな計画、目的、ミッションを考えて、中間層はそれを具体化して、一般社員に指示をして動かすということで、精神世界の組織の働き方の反映だそうです。

・人間の身体にも同じような働きをしている部分があるけどどこだと思う?

先生の講座では禅問答のように抽象的で答えのない問いかけがされるので、思考と脳がかなり刺激されます。

また先生の回答はズバリではなく、ヒントのような答えの時が多いので、これはどういう意味だろうと後からまた考えるので、脳がすごく訓練されますし、集中力を持続させるという訓練にもなります。

一般的なコーチング、セミナー、講座では身につけられない、物の見方、考え方を一方的に講師の話しを聞くのではなく、対話形式で実践的に身につけていくことができます。

強みに集中した後は弱点を克服しよう

私はアメリカの大学を卒業して就職した頃、ドラッカーの本を読んでいた時期がありました。

経営者や管理職の方であれば読んだことがある人が多いと思いますし、もしドラでご存知の方も多いのではないでしょうか?

ドラッカーの本に「自らの強みに集中せよ」と書かれてあり、この言葉に感銘を受けた私は自分の強みを伸ばすことに集中しました。

私の場合の強みは、ITの技術力や英語力でした。
仕事の能力を上げるために、休みの日に本を読んで勉強しました。

それは自分の仕事をする上でとても役に立ちましたが、
そんな表面上のスキルではどうにもできない、究極の状況に追い込まれました。

人間誰でも弱点を克服するために、家族の問題、職場での人間関係など色々な問題に直面し、真の成長に取り組まないといけない時が来るのだと思います。

私の場合は家族の問題や職場での部下との関係を通して、自分自身の問題に気づかされました。

私の弱点は言いたいことが言えなかったり、頭でわかっているけど行動できなかったりと行動力に欠けることでした。

なぜ問題に直面するのかというと、人間追い込まれないと自分自身を変えようと
本気で思わないからではないでしょうか?

そんな時に人間はヨーガに出会い、知恵を学び始めるのだと思います。

もしあなたが問題に直面しているのだとすれば、自分の心を
よく観察して、自分が克服しなければいけない弱点に気づく必要があると思います。。

自分自身を変えるために必要なこと

それは意志の力です

 

思っていることが伝わらないはヨーガ教室で解決できます

自分の言いたいことがうまく伝わらなくてストレスになったり、認識齟齬があったことに後から気づいて手戻りになったり。

こういう事って経験ないでしょうか?

・頭の中の考えがグルグルして上手く言語化できない
・言ってることが何を言いたいかよく分からないと言われる
・自分の伝えたいことが中々理解してもらえない

今日はビジネスの現場でありがちな悩みを、ヨーガ教室に通うことで解決できるという話しをしたいと思います。

先日の講座で言語化能力の話があり、議事録をレビューすると意味がよくわからない日本語を平気で書く人がいるし、文章能力でその人の人格・能力が評価されるという話しをしました。

抽象思考やメタ認知などの高度な思考能力を身に付けられるようになる前に正しく言葉を使えるようになる必要があり、そして言語化できる事が必要だそうです。

私の通っている教室はヨーガ教室と名が付いていますが、人間の能力の発達段階について学ぶ教室なので、講座では人間が進化していくためにはどういう段階を踏む必要があるのかについて勉強します。

私は仕事柄、顧客への提案書や機能の説明など書くことが多いのですが、ヨーガ教室に通って5年目くらいから一つの事を考え続ける集中力が向上した事による思考の深さや、説明能力が向上してきたと実感しています。

先日も部下が「私が説明してもなかなか納得してもらえないのに、なぜそんなにスムーズに説明ができて納得してもらえるんですか?」と聞かれました。

その時は「経験の差だよ」と答えましたが、講座の後に考えてみると個人指導や講座での先生との対話で考える脳力=言語化能力を鍛えてきた事が要因の一つなのではないかと思いました。

教室では言語化能力を鍛えるために色々と指導されます。

言葉の意味を曖昧にしない

ある時の講座で言葉の理解を曖昧にしないために、辞書を引いて調べてくださいと指導されました。

大人になって言葉の意味を調べるというは中々しないことだと思いますが、曖昧に覚えていて勝手に脳で変換して読んでしまう事って自らの経験上よくあります。

この言葉の意味は自分の理解で正しいかな?と疑問に思ったらすぐに調べる癖をつけました。

言語化能力アップは意識的な訓練が必要

講座ではこれはどういう事ですか?と先生から問いかけされます。

そんな時なんとなく言いたい事があっても、うまく言語化できないという事が起こるので、そこで諦めずに集中して考えるという訓練になりますし、自分の言葉にできないということは、理解が表面的だったということに気が付きます。

また、講座の時にメモしたキーワードから忘れない内にノートに整理して文章にするということも指導されます。

去年からブログを始めて実感していることですが、動画を見る、SNSを一日中見ている、本や漫画を読んでいるだけの生活をしていると、言語化能力は鍛えられないんじゃないかと思いました。

英語を身につける時もインプット・アウトプットをバランスよく練習したからこそ英検1級の実力まで高めることができたのですが、何ごともインプットだけではなく、アウトプットすることが大事だと思います。

またチャットアプリが普及してスタンプ(アイコン)を使うことが増えたのですが、多用し過ぎると言葉にするという大事な能力が衰えてしまう気がします。

教室の個人指導では自分の状態、感情、考えていることを言葉にしてくださいと促されます。

まずは自分の考えていること、感じていることを言葉にするということが言語化能力を高めるための第一歩だと思います。

 

人間にしかない思考能力を鍛えてAIに負けない人間になる

少し前に顧客と会食した際に、AIの話しになりました。

最近は生成型AIが話題になっていて、ChatGPTを見聞きした方も多いのではないでしょうか?

AIの話しをしている時に、日経新聞に書かれていた記事が話題に上がりました。

その記事のタイトルは忘れてしまったのですが、私たちは日々いろいろなことを自動的に判断していて、例としてアプリで案内されたから道路標識があるにも関わらず、逆走してしまうケースが増えているといったことが書かれていました。

機械翻訳の技術も進歩していて、実際に試してみたら10年前に比べたらかなりの精度になってきているという話しもしました。

音楽や絵など、同じようなスタイルで作れるAIもありますね。

そのお客さんはこう言っていました。

「AIに負けない人間にならないといけないですね」

AIに負けないには人間には何が必要か考えてみました。

・コピーではなくて創造性
・困難の真っ只中でも、自分の内側から解決策を引き出せること
・何が正しいか良心に従って判断すること
・思いやりの気持ちを表現できるようになること
・本当の意味で感動を与える絵画・音楽がわかる感受性

人間にあってコンピュータにはないもの、それは愛と知性、そして創造性だと思います。

情報の記憶と検索という能力に関しては、もうすでにコンピューターは人間を超えていると思います。

AIを悪者にしているわけではなく、使い方を間違えなければ、普段の仕事を効率的にできるようになり、その時間を他のことに使えるようになります。

ただ全てAI任せにして、自分で創造的に考えることをやめてしまっては、人間は退化してしまうのではないかと思います。

AIがますます進化していくこれからの時代、まずは意識のレベルに注意することが必要だと思います。