あなたはどういう状況でイライラしますか?
お腹が空いた時、渋滞にハマって中々進まない時、自分の伝えたいことが中々伝わらない時など、人それぞれイライラする状況は違うかもしれません。
30代の頃の私は、今とは比べ物にならないくらいイライラしやすかったです。
特にイライラしていたのは、何度も同じことを教えないといけないという状況だったです。
何度同じことを教えても中々理解しない部下に対して、つい口調を荒げがちになっていました。
実家の70代の母が友人にメールを出したくてPCの使い方を教えたのですが、実家に帰るたびに何度も同じことを聞かれるので、母に対してもイライラしていました。
ヨーガを始めて、段々と自分のことを観察する意識が育ってくると、自分がイライラするのはどういう状況かということに気がつきました。
イライラしてしまうという反応を変えるために私がとった対策は2つです。
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姿勢と呼吸で自分を常に落ち着かせること
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どうすれば理解してもらえるだろうか?と思考の方向を切り替えること
何度説明してもわかってもらえないという思考にエネルギーを向けるのではなく、自分の説明の仕方を工夫してみよう、アドバイスできることを考えよう、何度も聞かれても忍耐強く対応しよう
というように、思考のエネルギーをネガティブな方向からポジティブな方向に切り替えることでした。(イライラを抑制しようとすると疲れるので、エネルギーの方向転換をすることが鍵でした)
この方法を使うための前提となるのが、何度か書いている俯瞰の意識(メタ認知)を育てることです。
自分自身の言動に気づくことができれば、自動的な反応を変えて、性格を改善できます。
本当は優しくしたいのについイライラして自己嫌悪に陥ってしまう方にこそ、必要な技術だと思います。